胃無しのまーブログ。

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映画感想【孤狼の血 LEVEL2】

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三年ぶりに帰ってきた

1から10までネタバレを書いてるわけでは無いですが見てない方は当ブログの

閲覧は控えたほうがいいと思われます(原作の話もします)

皆さん観ましたか?

この夏一番楽しみにしていた映画です。

自分は前作を公開日に観に行きました。確か蒲田の古めかしい映画館だったんですが

なんともその雰囲気が孤狼の血とマッチしとりましたわ。

観終わった後のあの満足感、今でも忘れませんよ!

その映画の続編とあらば楽しみにしないわけが無い、というわけで

思ったことを書いていきます。

 

 

 

ストーリーについて

 

今作は原作者柚月裕子氏の小説をなぞるものではなく、監督白石和彌氏の

オリジナルストーリーです。鑑賞時点で私は原作を読んだ事が無かったので

余計な事考えないで観れて良かったです。(現在は原作読破済)

実に分かりやすいストーリーでしたね。娑婆に出てきた上林が前作で殺された

五十子会組長 五十子正平の敵討ちをするため、暴れまくる。

最終的に日岡は嵯峨の拳銃で上林を射殺、のちに僻地の駐在所に飛ばされるわけですが、この駐在所に飛ばされる展開は原作2巻目『凶犬の眼』に当たります。

凶犬の眼では駐在として右往左往する日岡が見れます。

LEVEL2で飢えた凶犬の様な姿をした日岡が見れましたが原作ではまだ広大出の

まじめ君キャラでした。

ぶっちゃけ原作の映画化じゃなくてよかったかな、と思います。

エンタメ性を考えると原作は若干盛り上がりに欠けるのかなと思いました。

天秤に掛けるのも違いますがね。

原作にも上林に負けずとも劣らない個性豊かなキャラが沢山登場します。

特に初めて日岡と兄弟の盃を交わした国光というヤクザがかっこよすぎる。

とまぁ原作の話は置いといて、ストーリーは良かったです!

 

各キャラについて

日岡

大上の意思を継いだ凶犬。予告みる感じだと前作との変わりように身震い

しましたね!かっこよすぅぎぃ!って。

しかし撃たれる刺される殴られる

よく死なないな(笑)と観てて思いました。

人物としてはやっぱりまだ未熟なとこが多い印象を受けました。

チンタ然り瀬島、県警の思惑など出し抜かれまくってて。

でもこうした経験を積んで日岡は強くなっていくのだと思うと応援せずには

いられませんでした!

まぁ…瀬島の件はムリかー普通気付かんわなぁ…

松坂桃李の演技は素晴らしかったです。やっぱ上林との鬼気迫るシーンは

どれもまた見返したいくらいです。お疲れ様でした。

 

 

まぁ分かってましたが極悪で最高でした。

初っ端から目玉潰しは震えました(笑)そしてなにより良かったのが

チンタを見る目、話す時の表情などがマジで良かった。

凄絶な幼少期を送った自分と重ねてたのかなと。

指詰めたチンタにティッシュ渡すとことか、追い詰められたチンタを哀れみ見下ろすとことか何か良かった。

でも回想シーンは要らなかったと思います。

あんな長々回想やられて冷めました。資料だけの説明で良かった。

上林に似合わないと自分は思いました。

鈴木亮平さんマジ良かった。シーンひとつひとつがかっこよかった。

広島弁似合いすぎて惚れました。お疲れ様でした。

 

真緒

 

この配役は間違いだと思いました。

全く合わない。表情から何も伝わってきませんでした。チンタ殺されて

激情するシーンもがっかりです。

 

チンタ

劇中死ぬなんて微塵も思ってなかった為、かなりショッキングでした。

それにしても村上虹郎さんの演技が凄まじくてびっくりしました。

この映画で初めて知ったんですがUAさんの息子なんですね。

まだ24歳。末恐ろしいです。

チンタの人懐っこさ、エスとしての腹の据わりっぷり、日岡や姉に対する優しさ

本当にいいキャラでした。

 

前作の人物は?

これは触れるとこでもないと思うのですが

チャンギンこと瀧井、ママ里佳子、桃子ちゃんはどこいったんや!!

呉原にいるなら絶対出さなきゃダメでしょ!!

なんて、それは野暮ですかね。

 

続編は?

さぁ、やはり気になるのが続編。3ですよ!

まだその話は入ってきませんね。原作の完結編『暴虎の虎』は

良かったよ~!

ガミさんの過去の話はあるし、新キャラの沖、三島、元

そして日岡

もし続編があるならばうまいことやって欲しい!!

東映さんよろしくお願いいたします。